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日帝は日本とは違うという話(それと生存報告)
とっくに終わったブログに思いついたことだけポンと書いてまたすっかり忘れてしまう…ってずいぶん失礼な行いな気がしないでもないですけど、そこはこう、せっかく思いついたんだしとりあえず書いてみようということで。判断は皆さんに任せますから。反論は認める。みたいな。

今日、インディ系の映画館で、ある島に住んでいるハンセン病患者についてのドキュメンタリーを観てきたんだけれど、日帝(というのは日本では慣れない言葉だろうけど、帝国だった時代の日本のことね)によって隔離されたり監禁されたり労働させられたり色々と苦労が絶えなかった頃、妊娠したら遺伝すると思われて、妊娠8ヶ月になるまで粘った産婦でも無理やり流産させたりしていたんだけれど、それは日帝時代までの話で、解放になってからは、ハンセン病は遺伝はしないし、ろくな薬が与えられなかった前と違って、いい薬が手に入る様になったりとで伝染の心配もなくなってて、親と子を隔離する必要がもうなくなってて、(ちなみに隔離させられた子供が感染してるふりをして親と一緒に住めるようになって、短い間ながら一緒に過ごすんだけれど親は死んでハンセン病になったりと、かなり壮絶というか地獄みたいなリアルがある)それで自由に恋をしたり子供を生んだりするようになったんだな。(前は結婚したければ、夫のほうは不妊手術を受けなきゃならなかった)ところがそれは2~3年の短い間の幸福で、日帝時代に幅を利かせてた偏見カチカチのお医者さんがこの島の患者を管理するようになって、前のようなまるで囚人のような生活ではないものの、また子供を生むことが許されなくなって、たまたまそのタイミングで妊娠してしまったおばさん(今はお婆さん)が隠れて過ごしてやっと生んで自分の子供じゃないふりをしたりと、ドラマチックっちゃあドラマチックだが、とうてい正視できないような、あまり知りたくもないような、つらい人生を歩んできた人々がいるわけね。…前置きが長くなって申し訳ない。

で、ここで入ったナレーションが、「日帝と韓国政府の無知さが島の住民を苦しめた」という一言。ここで急に、このブログのこと思い出しちゃって、そういえば、このブログにくる人って、「日帝って呼ぶな。それはおかしい言葉だから、日本に直すべきだ」という人が何人かいて、でも待てよ、ここで「日本と韓国政府の無知さが島の住民を苦しめた」と書くと全く意味が違ってくるし時系列的におかしいし無理があるだろ。それは日本と韓国のせいなのか?日本のせいなのか?いや、日帝時代の統治機構(というのは、日本政府、ということで間違いではないというか実際にそうだったが)が取った措置と、それに伴う偏見が、日帝が去ってからも続いて、その影が慣性となってずっとずっと人々を苦しめた。という話だろ。ここで日帝が日本になったら辻褄が合わない。今の日本と昔の日本は違うからだ。少なくとも俺はそう思う。

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by no_tenki | 2008-12-01 00:10 | Comments(49)